コーティング&薄膜
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薄膜やコーティング技術は、さまざま物質の表面の改質や保持のために設計開発されます。そのために、表面構造の形状や材料特性を知ることは、材料設計の最適化のために不可欠です。
WITecの装置は、異なる材料組成の物理特性や化学組成の分散を可視化することができ、多層膜や薄膜の解析に最適です。
多層膜や薄膜を分析するために、装置の深さ方向の分解能は非常に重要です。深さ方向の分解能は、顕微鏡の共焦点性に強く依存します。WITecの顕微鏡システムは、深さ方向に対して特に高い分解能を有するように設計されています。
WITecの装置は、幅広い用途に使用でき、様々な観察手法が可能で、観察結果から多くの試料に対する情報を得ることができます。
顕微鏡システムとして可能な組み合わせは、
- 共焦点ラマン顕微鏡、
- 原子間力顕微鏡(AFM)
- 近接場光学顕微鏡(SNOM)、
- 電子顕微鏡(SEM) があります。
共焦点ラマン顕微鏡は化学情報を、AFMは表面形状・構造、硬さ、吸着力などの物理特性を、SNOMは光学回折限界を超える高分解能光学像を得ることができます。
すべてのWITecの装置はお客様のご要望に応じて、機能をアップグレードすることができます。
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Raman depth-profile of a inner multi-layer coating of an juice container.
観察例
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ガラス製注射筒内部の油塗布膜のラマンデプスプロファイル(赤で表示) -
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お菓子の表面コートの形状像
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7.1 nm厚のPMMAの超高速ラマンイメージ PMMA(赤) ガラス基板 (青) と表面の4.2 nm厚のアルケン汚染層(緑)
アプリケーションノート
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Application Note Correlative Raman Imaging in Polymer Research
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