RISE Microscopy - SEM/ラマンイメージング装置
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世界初のラマンイメージングとSEMの完全合体
RISEは、共焦点ラマン顕微鏡とSEMを組み合わせた画期的な技術です。RISEは、試料表面の構造と化学組成の情報をリンクすることができます。
RISEは、SEMのすべての機能と共焦点ラマン顕微鏡alpha300のすべての機能を1台の装置で実現しています。
- SEMとラマン観察の切り替えが簡単で速い
- SEM(もしくはラマン)観察場所から、ラマン(もしくはSEM)へ自動試料搬送
- ユーザーフレンドリーなSEMとラマン測定の統合ソフトウェア
- SEMとラマン像の重ね合わせ表示
- SEMとラマンの両方の機能、性能に制約がない
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RISE手法
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RISE顕微鏡では、SEMチャンバー内で試料をSEM観察位置からラマン観察位置(または,逆方向)へ自動的に搬送します。このような測定の流れで、観察効率を劇的に向上させています。
観察例
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ハムスターの脳切片のラマン、SEMイメージの重ね合わせ像。カラー画像がラマンイメージ。緑:脳白質,赤:脳灰白質; 100 µm x 100 µm, 300 x 300 画素 = 90,000 スペクトラム, 積算時間 50 ms/スペクトラム -
ガリウムヒ素 (GaAs) のラマン,SEMイメージの重ね合わせ像.カラー画像がラマンイメージ.黄:金基盤; 赤: GaAs; 青: 製造上の異物; 50 µm x 50 µm, 300 x 300 画素 = 90,000 スペクトラム, 積算時間 34 ms/スペクトラム -
PMMA-PSのブレンドポリマーのラマン,SEMイメージの重ね合わせ像.カラー画像がラマンイメージ.緑: ポリスチレン; 赤: PMMA
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RISEでの鉱物試料のEDX分析.左: SEMとEDXの合成画層 3種類の異なった元素グループが観察された(オレンジ: Si, O; 紫: Si, Al, Fe, Ca; 緑: Na). 中央: 同じ領域のSEMとラマンイメージの合成画像,ラマンイメージは構成物質を示す.右: 対応するラマンスペクトラム. 赤: 緑簾石; 緑: 水晶; 茶: 斜長石 (曹長石); と他組成物
RISEは,あなたのお役に立ちます
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...ラマンを初めて使用する方でも,使いやすさと直感的な操作方法でサポートいたします.
...経験豊かな方でも,SEMとラマンの両方の長所を併せ持つ便利さを提供いたします.
材料科学,ナノテクノロジー,高分子科学,鉱物,生命科学,製薬....
...どのような分野でも,RISEは独自のイメージング技術であなたのお役に立ちます.
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RISEは,2014年ドイツ ミュンヘンで開催されたAnalytica2014で公開されました
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世界初のラマンイメージングとSEMを統合させた装置.Analyticaでの展示の様子.
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Prism Award受賞
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RISEは、2015年にPhotonics Prism Awardを受賞いたしました。 計測器部門でRISEは、審査員たちから絶大な評価を受けました.Prism Awardは、国際光工学会(SPIE)の協賛により、フォトニック分野においてその年の優秀な発明に対して贈られる賞です。
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RISE 特長
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走査電子顕微鏡(SEM):
- フルコンピュータ制御SEM
- 多様な電子銃に対応: タングステン, LaB6, ショットキーFE
- 電子線とFIBの組み合わせ可
- 高真空,低真空モード オプション
- 様々な動作モードや表示モードに広く対応
- In-Flight Beam Tracing機能が,電子ビームの電流とスポットサイズを適切に制御
- 先進の3D Beam Technologyでリアルタイムでのステレオ観察と3D観察が可能
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共焦点ラマン顕微鏡:
- かつてない速度,感度,分解能を持つ共焦点ラマン顕微鏡
- すべての画素で得られるラマンスペクトルからラマンイメージを生成
- 理論分解能まで達成した横方向200-300nmの分解能
- 傑出した深さ分解能は,3次元イメージングや深さプロファイルに最適
- レンズ方式の高スループット分光器の採用により高感度/高分解能スペクトラム測定
- オプションで0.76msec/スペクトラムの高速ラマンイメージングが可能
- 非破壊測定:試料の固定,染色が不要
文献資料
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Application Note RISE Microscopy (Raman-SEM)
PDFファイルを開く(1.9 MB) -
Application Note Raman-SEM (RISE) Imaging
PDFファイルを開く(4.3 MB)
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